【初心者必見】ヘビ(ペットスネーク)の飼育方法を徹底解説

今回はヘビの飼育方法と一緒におすすめの飼育器具も紹介します。環境によって飼育方法も異なりますが、飼育する前にどのようなエサが必要で、どういった器具が必要なのかをまとめました。ヘビの種類によって準備する環境が異なるため注意が必要です。

ヘビ(ペットスネーク)を飼育する前に注意すべきポイント

有鱗目ヘビ亜目であるヘビの仲間は、11科417属2,389種類が知られています。(今は3000種くらいいってるかも)このうちペットとして適している種は外国産のニシキヘビ科やボア科の小型種の仲間、外国産ナミヘビ科などのほか日本の青大将などが上げられます。ちなみに毒蛇は全種の20%程しかいません。ヘビは拒食するというデメリットを考えなければ他のどの爬虫類よりも飼育がしやすい生き物です。理由は、飼育ケージも小さくてすみ、照明などもほとんど気を使わなくて良い爬虫類なんです。ただ、他の爬虫類に比べ危険度も高い生き物と言う事を忘れてはいけません。どんなにおとなしい個体でも、襲ってこない保証はないのです。私もカーペットパイソンを飼育していますが普段おとなしくとも給餌の際は細心の注意を払い接しています。それでも11年の飼育で2度噛まれて怪我をしています…。また、脱走等のリスクも考える必要があります。寿命も長く一生のパートナーとして飼育できる覚悟をもって飼育に望みましょう。

 

ヘビ(ペットスネーク)の入手方法と値段、個体の選び方

ヘビの入手方法と値段

ヘビの入手方法には大きく分けて二つの方法があります。

① ブリーダーさんから購入する
② ペットショップで購入する

① は爬虫類のイベントやネットでブリーダーさんから直接購入する方法です。爬虫類のイベントでは、各ブリーダーが繁殖した自慢の個体を持ち寄るので、血統や個体ごとの特徴などを理解していることが多く、奇麗な個体や流通の少ない珍しい個体を見る事ができます。しかし、ペットショップと違い、その場限りになる事が多く相談等もし辛いため、初心者の方は爬虫類専門のペットショップで購入する方が良いでしょう。どのようなエサを食べていて、温度管理や環境等を詳しく教えてくれます。オンラインでの購入は昔はできたのですが、動物愛護管理法の改正に伴いできなくなってしまったようです。

生体の販売価格は種類によって大きく異なります。珍しい発色をしていたり、有名なブリーダーさんの個体、輸入が珍しい個体は高くなる傾向があります。オススメのペットスネークで値段の目安を記載しました。参考にしてみてください。

コーンスネーク

飼育難易度 1.0
値段 ¥10,000~¥70,000
寿命 10年~15年
タイプ 地表性
ペットスネークの代表。コンスネークは色彩変異から生じた多くの品種があり人気の高いペットスネークです。ノーマルの個体をレッドコーンスネイクといいいますがその色彩と模様がインディアンコーンというカラフルなとうもろこしの模様に似ていることから、コーンスネークと呼ばれています。この種は丈夫でおとなしい個体が多く、滅多に噛み付いてくることもないので飼育がしやすいです。環境適応能力にも優れており、日本の気候にも比較的簡単に順応することができます。

カリフォルニアキングスネーク

飼育難易度 2.5
値段 ¥20,000~¥50,000
寿命 20年
タイプ 地表性
通称「カリキン」と呼ばれるアメリカ合衆国に住んでいるこのヘビは、砂漠から農業地帯も含む草原地帯森林など幅広い環境に生息しています。そのことから飼育下でも環境適応能力が高く、アメリカでは子供がヘビを飼育する際の入門種となっています。性質は物怖じしない性格で、その性格から餌もよく食べ飼育も容易ですが、物怖じしないことから飼育者の手に噛み付いてくることもあります。

ボールパイソン

飼育難易度 2.0
値段 ¥5,000~¥500,000
寿命 20年
タイプ 地表性
ポピュラーな小型のニシキヘビで、美しい模様と飼育のしやすさもあって人気がとても高いペットスネークになります。現在、ニシキヘビの仲間では最も飼育繁殖が進んでいる種類にもなります。地域変異から固定的な突然変異まで多くのバリエーションがあります。通常成長しても150センチ止まりということも人気の理由です。ボールという名前の通り触られると攻撃姿勢で体を丸めるという性質があります。本来神経質で臆病な性格なためハンドリングしすぎると拒食症になってしまうので注意が必要です。あまり噛んだりしない温和な性格なので飼育は楽です。

グリーンパイソン

飼育難易度 3.5
値段 ¥50,000~¥150,000
寿命 20年
タイプ 樹上性
ニューギニア島とその周辺に生息している美しいニシキヘビです。地域や島によって模様や色が異なり、マニアの間ではタイプ分けされている程です。幼体は黄色やワインレッドの体色で成体になると緑色に変化します。成体になっても部分的に黄色が残ったり、逆に全く黄色の色素が抜けたブルーの個体も存在します。神経質な性格からか人に噛み付いてくる個体が多く、上からの動きに反応が早いので餌付けをするときは下から餌を与えます。樹上性のヘビなので必ず止まり木をレイアウトします。

ヘビ(ペットスネーク)の個体の選び方

しいくヘビを選ぶときに見てほしい、やってほしいポイントが4つあります。

① ヘビの皮膚や体型等、外見を確認する
② 性格

③ 入荷の時期と食欲
④ 購入前のリサーチ

①の外見はとても重要です。家に迎えたとたんエサを食べずに星になった、、、なんてことも可能性としてありえるのです。そこで選ぶ時にここを見てほしいというポイントを記載しましたので、生体を選ぶ際は注意してみてみてください。

・脱皮の皮が残っていないか(脱皮不全の可能性)
・サイズはある程度成長している個体か(孵化1ヶ月以内のヘビは食事が下手なので・・・)
・活発に動いているか

②も飼育に重要な要素です。気性の荒い個体は給餌時やケージの掃除の際に、かなり注意しなければなりません。飛んできます。恐ろしいです。トラウマでそのまま里子に・・・なんて事にならないよう性格はおとなしい子、またはおとなしい種類のヘビを選びましょう。気性が荒くても大丈夫!と言う方は覚悟の上でその個体と向き合いましょう笑

③の入荷時期と食欲があるかどうかですが、これはペットショップで購入する場合に確認します。入荷して時間が経っている個体であれば、ペットショップのスタッフにどんなエサをあげているか、餌食の時間帯、個体の性格等色々聞いてみましょう。

④はどんなペットにも言える事ですが、種類によって飼育環境や必要な飼育器具、エサ等が異なってきます。飼育したいヘビを見つけたらまずは自分でネットや本で調べてみましょう。事前に知識をえた上で環境を造って出迎えてあげてくださいね。

ヘビ(ペットスネーク)の飼育セット

ヘビの飼育には準備するものが6つあります。環境は地上性と樹上性の大きく2パターンに分けて紹介していますが、揃える飼育器具数は同じです。現在様々な飼育器具が市販されており、ヘビにとってより良い環境が作りやすくなっています。また、ヘビは爬虫類の中でも飼育器具がコンパクトなのでその分、質の良い飼育設備を準備してあげましょう。私が利用したことのあるおすすめの飼育器具を記載していますので参考にしてみてください。

・飼育ケージ
・保温器具 / サーモスタット

・シェルター / 止まり木
・床材
・水入れ / ピンセット
・温湿度計

飼育ケージ(地表性)

ヘビの飼育ケージは爬虫類用のケージまたはプラケースなどを用意しましょう。ケージのサイズですが、例えば全長120cmになるヘビでも、ほとんどはとぐろを巻いて生活するため床面積はとぐろを巻いたときの3〜4倍程度の広さで問題ありません。具体的なケージのサイズですが、60cm×45cm程度のケージが良いでしょう。2mを超えるニシキヘビ等は90cm以上のケージが必須です。初心者の方はメンテナンスや脱走の可能性も考えると、丈夫で通気性も良い爬虫類用の前開きのケージが良いでしょう

 

飼育ケージ(樹上性)

樹上性のヘビの場合、床面積よりも高さが重要になります。また、ケージ内には飼育するヘビの大きさに合った太さの止まり木をレイアウトします。人工の止まり木も様々な製品が市販されているのでそちらを利用しても良いでしょう。止まり木と同様レイアウトに使用する観葉植物は 彼らにとってストレスを溜めないための必要不可欠なアイテムになります。生きた植物が無理ならプラスチック製の人工植物でも問題ありませんが、できれば本物の植物も一緒に入れた方が湿度調整もでき一石二鳥です。止まり木や観葉植物はしっかり固定して、ヘビが怪我をしないような環境を整えましょう。

 

保温器具、サーモスタット

保温器具は基本的に昼の暖かさを作る保温球とプレートヒーターの2つが必要です。昼夜の温度管理を自動的に行うために必要なサーモスタットも準備しましょう。プレートヒーターのサイズはケージの3分の1〜半分が目安となります。保温球はケージ内に設置する場合個体が火傷しないようシャトル(保温球のカバー)をつけてあげると良いでしょう

 

シェルター、止まり木、観葉植物

ケージ内には飼育するヘビの大きさに合ったシェルターを設置します。その個体がとぐろを巻けるくらいの大きさがちょうど良いでしょう。また、樹上性のヘビには止まり木や観葉植物をレイアウトして上げましょう

床材

ヘビは肉食性の動物です。排泄物の大きさは小型種で小指の第二関節程、大きい個体は親指程の大きさで、放っておくと強い臭いを放ちます。またダニなどの発生原因にもなりますので、メンテナンスをしやすい床材を選ぶ必要があります。いくつかの床材をまとめましたので個体に合った床材を探してみて下さい。

ペットシーツ/新聞紙/キッチンペーパー

ヘビの飼育で最もポピュラーな床材です。犬、猫用のペットシーツで構いません。汚れ具合がすぐにわかり、交換もしやすく安価なためヘビの飼育に重宝します。新聞紙やキッチンペーパーでも代用する事もできます。

ウッドチップ

ウッドチップは糞尿の水分を吸ってくれるため、掃除する際はその部分のみを新しいウッドチップと交換するだけなので、個体にストレスを与えずスムーズにメンテナンスする事ができます。ケージのサイズにもよりますが、全体的に汚れてきた場合は全てのウッドチップを新しいものに交換してあげましょう。ウッドチップにも様々な大きさがありますが、小さ過ぎると誤って飲み込んでしまう場合もあるため個体に合わせた少し大きめのものを選びましょう

デザートブレンド

デザートブレンドはヘビが誤って食べてしまったとしても消化されるためヘビに優しい床材でクルミの殻を砕いた素材を使っています。排泄物も見つけ易いため部分的に掃除をしてあげましょう。水分をあまり必要としない種類(セイブシシバナヘビ、サンドボア等)に使用します。水分を含んでしまうとカビる恐れもあるので、水こぼし、糞周りは綺麗に取るよう心がけましょう

パームマット

パームマットは爬虫類用の床材で、原料は天然ヤシを細かく砕いたものをになります。この床材も生体が食べても安心の繊維素材になります。乾燥した環境を好む生体にはそのまま、高湿度を好む生体は霧吹き等で少し湿らせてから使用してあげて下さい。この床材は脱臭、吸収力に優れており、使用後は燃えるゴミとして廃棄できます。ただ、排泄物が見つけにくく、寄生虫が湧き易いのでこまめにメンテナンスしましょう。

人工芝

以前ウッドチップを利用していましたが、今はこの人工芝を利用しています。緑色以外の色も出ているのでレイアウトも雰囲気が出ます。(ちなみに私はグレー)ケージの床のサイズに合わせてカットし、芝の下にペットシーツを敷きます。掃除する際はペットシーツの交換と糞の部分を洗って戻します。人工芝は脱皮不全予防にもなりますし清潔なのでオススメです!


 

水入れ、ピンセット

ヘビは水が大好きです。水入れは、ヘビの水分補給や体温調節、脱皮の手助け等に用いられます。ヘビがとぐろを巻いて収まるくらいの大きさを選びましょう。ピンセットは餌を与える際に利用します。手で与えようとすると牙があたって怪我をしたり、餌ではなく手に噛み付いてくる事があるので少し長めピンセットを使いましょう。

 

温湿度計

プレートヒーターや保温球によって温まった大気温を確認するため必要となります。サーモスタットでは湿度までは管理できないため、数値がしっかり確認できる見やすい温湿度計を購入しましょう

 

ヘビ(ペットスネーク)の飼育温度と湿度

ヘビの飼育は簡単といっても温度管理は必要になります。特に幼体は餌の食いが悪くなったり、拒食の原因となりますので注意が必要です。基本的にどの種類でも日中に25度前後を標準として飼育します。ボールパイソンなどは若干高めの28度くらいが良いでしょう。ほかの種類でも幼体は成長を促す意味で、26〜28度と少し高めに設定しても問題ありません。飼育器具の設置ですが、ケージの下にプレートヒーターを敷き、ケージ内には保温球を入れて温度を保ちましょう。さらに昼と夜で5度前後の温度差をつけてあげると良いでしょう。夜間は20度くらいが目安です。次に湿度ですが、ヘビの種類によって異なります。乾燥地帯に棲息するヘビであれば水入れがあれば問題ありませんが、熱帯雨林に棲む樹上性のヘビには通気性のあるケージで1日に1回の霧吹きでケージ内を湿らせてあげてください。

 

ヘビ(ペットスネーク)のエサの与え方と種類

ヘビのエサの与え方

まずはヘビを飼育した時の給餌をイメージしてもらうために2つのヘビの補食動画を貼りました。一応閲覧注意としておりますので、再生は自己判断でお願いします。

小型種の捕食動画

コーンスネーク餌やり動画

中~大型種の捕食動画

モルカンパイソン 給餌

中型〜大型のヘビの給餌は迫力があります。迫力しかありません。手噛まれたら悲惨です。この動画を最初に見て頂いた理由は、飼育した個体が気性の荒い場合、10年も20年もパートナーとして付き合っていかなければなりません。幼体の頃はおとなしくても突然性格が変わると言う事も考えられるのです。ヘビという爬虫類を理解した上で飼育に望む必要があります。そのリスクを少しでも減らすために、初心者の方はコーンスネークやボールパイソンからの飼育がおすすめです。

では本題のエサの与え方を具体的に説明していきます。理想は生き餌を毎回与えることですが、手に入れる手間や餌がヘビを傷つけ拒食に至る等リスクが多いため、冷凍したエサを与えられるようにしておきましょう。冷凍ストックのエサを与えるときに注意する事は完全に溶けてから与える事です。半解凍で与えてしまうと腹を冷やしてしまい、エサを吐いてしまったり消化不良をを起こして体調を極端に落としてしまいます。マウスやひよこ等の恒温動物を与える時は、必ず彼らの体温になるまでお湯で温めてから与えましょう。与える際はピンセットでエサを挟み個体の前で動かしてあげます。ヘビは臭いと温度、獲物の動きで獲物を捕らえるのですぐに反応してくるはずです。

 

エサを与える間隔

エサを与える回数ですが、恒温動物を与える場合、成体であればヘビの頭の1.5倍程度のマウスやラットを週に1,2回程度与えます。幼体であればピンクマウスを週に2.3回与えます。エサを与えるタイミングとしては糞を確認できたら与えましょう。変温動物を主食とするヘビはかなりの量を食べるため、給餌量が少ないとやせて死んでしまいます。成体でも週に2.3回、幼体であればほぼ毎日エサを与えましょう。

 

ヘビのエサの種類

エサの種類を紹介する前に、そのヘビが何を主食としているかを調べる必要があります。ヘビはほとんどの種類が完全な肉食性ですが、エサの種類は大きく分けて2つに分かれます。

① 恒温動物(マウス、ウズラなどの哺乳類や鳥類)を主食とするヘビ
・ボア科
・キングスネーク
・コーンスネーク
・ボールパイソン
・グリーンパイソン
etc
② 変温動物(カエル、金魚などの両生類や魚類)を主食とするヘビ
・水ヘビ類
・ガータースネーク
・アオムチヘビ
etc

ヘビのほとんどは①に分類されます。②のヘビは変温が本来の食性であっても、マウス等に餌付けができれば栄養的にも問題が少なくなるため、できれば恒温動物の餌に変えてあげましょう。本来の食性である変温動物を与える場合は与える回数も増えてきます。

 

冷凍マウス

マウス=ハツカネズミのことを指しますが、生まれたてのピンクマウスから大きさによってファジー、ホッパー、アダルトと呼び名が変わり、ヘビの大きさに合わせて与える事ができます。基本的には冷凍してあるマウスをお湯につけたり、自然解凍してから与えます。冷凍のままや解凍が中途半端だと消化不良で 体長を崩してしまうので気をつけましょう。また、栄養価が高すぎるためマウスオンリーの飼育は控えましょうマウスの価格は大きさによりますが1匹100円〜300円程度です。冷凍保存できるのでエサの維持も楽ちんです。幼体にはピンクマウスを与えます。ピンクマウスでも大き過ぎる物は半分に切ってあげましょう。

 

ウズラ

マウスの代替食として用います。一般的にはヘビの餌には冷凍のマウスが使われるのですが、ウズラはマウスと比べると「安価」で売られていることが多く、餌のバラエティーを増やしたいときに与えると良いでしょう。値段はマウス一匹100円に対し、30円〜50円程度で販売されています。幼体のヘビであればウズラをあげた方が安く済みますね。ただ、その分栄養価はマウスの方が高く、成長期の個体にはできるだけマウスを与えた方が良いと思います。

 

小魚 / カエル等

水棲傾向の強い水ヘビ科の個体やガータースネーク等に与えます。変温動物の餌としては、金魚、カエル、トカゲ等を与えますが、栄養価がそれほど高くないため成体の個体は与える回数が増え餌の維持に手間がかかります。

 

ヘビ(ペットスネーク)の拒食の要因とチェックすべき4つのポイント

ある程度爬虫類の事ヘビの事を調べていくと、ヘビの給餌と言えば拒食が思い浮かびます。ヘビは環境の変化に対する順応性が悪く、餌のえり好みがあることや神経質で臆病な面がある個体が多い生き物です。拒食には色々な理由が考えられ、空腹でも食べてくれないので飼育者の頭を悩ませます…。飼育しているヘビが拒食症に陥った際は、まず下記の項目をチェックし、原因を探ってみましょう。

 

① ショップでの購入直後で環境に慣れていない
② ハンドリングのし過ぎでストレスを与えている
③ 温度や湿度は適切かどうか
④ 脱皮前である

いかがでしょうか?対策としてはまずは環境を整えて、少し落ち着かせてあげる事が重要です。脱皮前だと体色が変化していたり目が白濁しているので脱皮するまで待ってあげましょう。飼育者がストレスを与えている場合は、触りすぎ等でヘビにストレスを与えているケースもよくあるためそっとしておきます。それでも食べてくれない場合は、餌の種類を変えてみましょう。餌が大きすぎたり小さすぎたりしても食べないですし、マウスでは体色の違いや毛が生えているかどうか、しっかりと解凍ができていない等、ささいなことでも食べない場合があるのです。

 

ヘビの強制給餌の方法

色々試してその個体が好むタイプを見つければいいわけだけれども…。散々試してみたがどうしても食べてくれない!と言う場合は強制給餌しかないです。まずはその個体の頭よりひとまわり小さい餌を用意します。次にテレホンカードやポイントカード等、折曲がるカードでヘビの口を開け、カードの上から餌を押し込みます。このとき、カードの端で生体を傷つけないように注意しましょう。強制給餌は個体にかなりのストレスを与えます。長い時間行っているとヘビが衰弱し、弱ってしまいますので素早く的確に作業を行う必要があります。それでも食べなかったり状態が悪い場合はすぐに病院に連れて行きましょう。

ヘビの種類、個体の性格差によって飼育環境やエサの種類も異なります。その個体にベストな飼育方法を見つけて大切に育ててあげましょう。

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